県庁所在地の津駅から徒歩10分ほどのところに、田舎の県立美術館らしい、ゆとりある造りの建物があります。
企画展では、三重県にゆかりのある作家展が多いイメージです。
都内で多い有名どころ目白押しの企画展とは違い、新たな作家の発見が多く、地元の方から観光客まで楽しめる内容になっています。
そして、なんと言っても柳原義達記念館が素晴らしいです。
作家本人から寄贈された多数の作品(ブロンズ、デッサン、版画)のうち、常時数十点が大小二つの展示室で贅沢に展示されています。
今回はGW中の平日でしたが、来客は少なくゆっくりと作品を楽しむことができました。
自然光の入る展示室では、より自然な色合いでブロンズ作品を鑑賞することができ、柳原義達ファンとしては一度は行くべき美術館だと思います。
また、他ではあまり見ない比較的な大きなサイズの鳩・烏のブロンズも幾つかあり、満足感の高い展示内容でした。